工事時期: | 2015年9月 |
---|---|
工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | 布基礎 |
鋼管杭箇所数: | 2箇所 |
---|---|
鋼管杭最長圧入長さ: | 5.6m |
最大圧入t(トン)数: | 9t |
基礎補強長さ: | 10m |
---|---|
ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 2箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 17mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
計測段階では、LDKの角部をのぞいて、ほとんど家全体には傾きがありません。ですが、基礎や外壁にひび割れがでていたり床下での地面の亀裂などもみられたことから心配になってご相談いただきました。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
早期発見のため、今後の地盤沈下のことも想定して、地盤沈下があっても家そのものに影響が出ないようにと計画をたてました。一番下がっているキッチンの角部分を持ち上げ、尚かつ、今後、部分的な下がりで家のバランスを崩さないように、下がりそうな箇所を基礎補強し今回圧入した鋼管で支えるという計画です。
今回のケースは地盤沈下の初期症状での施工のため、今後も地盤沈下が進んでいくことは想定されます。そのため、何か基礎にヒビがあるなどの小さな症状でも再度調査して今後も対応していくことになりますが、早期対応であれば家に痛みもなく施工範囲も少なくてすむ為、お施主様と今後の地盤の動きを見守る事で永く安心して暮らしていただけるようお手伝いさせていただきます。
フーチングハツリ
溶接繋ぎ
ジャッキアップ後 束柱
杭頭処理