工事時期: | 2017年9月 |
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工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | ベタ基礎 |
鋼管杭箇所数: | 11箇所 |
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鋼管杭最長圧入長さ: | 6.6m |
最大圧入t(トン)数: | 10t |
基礎補強長さ: | 31m |
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ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 11箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 90mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
家の傾き修正前の計測データです。ベタ基礎ですが家の真ん中から左側、特に玄関向かって右側の大部屋が極端な傾きを生じていました。通常のベタ基礎では一番沈下量の多いところに向かって均一な傾斜をしていくのでおかしいなと思っていたところ、床撤去後、ベタ基礎のベースと立ち上がりが離れているという状況が確認されました。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
今回の家の傾きの施工計画では主に沈下している範囲を重点的に持ち上げる部分矯正を行う計画をしました。計測時に懸念していた基礎のベースと立ち上がりが離れているものも合わせて修正し、元の傾きのない状態を計画しました。
家の傾きの施工完了です。和室の持ち上げなかった箇所があるため全体をバランスのよい状態にして完了しました。家全体の傾きは3/1000以内に収まっているため体感で傾きを感じることはありません。
溶接繋ぎ
溶接繋ぎ後
ベタ基礎スラブ持上げ
ジャッキアップ
ジャッキアップ