工事時期: | 2017年11月 |
---|---|
工事内容: | アンダーピニング沈下修正工事 (家の傾き修正) |
基礎の形状: | 基礎無し、束石、束柱(古民家) |
鋼管杭箇所数: | -箇所 |
---|---|
鋼管杭最長圧入長さ: | -m |
最大圧入t(トン)数: | -t |
基礎補強長さ: | 29m |
---|---|
ジャッキアップ(持ち上げ)箇所数: | 16箇所 |
ジャッキアップ(持ち上げ)量: | 69mm |
家の傾きの施工前の状態から、どのような工事内容を行って、
最終的にどのような形で工事を終えたのかを紹介しています。
熊本地震で被災された古民家でした。古民家というだけあり、基礎はなく、束石に束柱が立っているつくりの家でした。そうなってくると家の傾き修正前の沈下の値もバラバラになっています。
は鋼管杭を圧入する箇所
は基礎補強・帯鉄板で補強を行う箇所
基礎がなく束石に束柱での基礎のため、いつものような基礎補強で全体のバランスをとりながらジャッキアップすることはできません。そのため、束や地面に力が伝わっている箇所をそれぞれジャッキアップして全体のバランスを取るという計画を取る必要がありました。
また、束を持ち上げるときに片側からのジャッキアップだと偏心してしまうので均等に力をかけられる様に一つの束に対して2本のジャッキをセットして持ち上げる計画にしました。
ジャッキアップ完了後、数字上も体感上もしっかりと直りました。こういった古民家の場合、とても計画や施工では気を使いますがオプトではこれまでに数件こなしてきていることもあり、しっかりと対応することが可能です。
固定溶接
施工前
施工後